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作品情報
- サークル・作者:ハイエロ
- 価格:1,540円(キャンペーン価格 1,232円/7月20日まで)
- ページ数:135P
キャッチコピー
同棲、破局、そして三人の関係の行方――人気シリーズ第7弾。
あらすじ(ネタバレなし)
香純のマンションで同棲生活を始めた広木と綾。「同じ家から一緒に登校するなんてラブコメみたい」と、二人は夢のようなカップルライフを送り始めます。しかしその幸せも長くは続かず、香純は週刊誌のスキャンダル記事によってアイドルの座を追われ、住んでいたマンションも手放すことに。行き場を失った綾は「あの部屋でこれから色々楽しいことができると思っていたのに」と嘆きます。一方の広木も、香純が学校に来なくなったことや、家庭内の不和など複数のストレスを抱え、次第に精神的に追い詰められていきます。全てを失い貧乏生活に戻った香純が、なぜか不思議な魅力を放ち始めたことをきっかけに、広木・綾・香純3人の関係は少しずつ変化していきます。作者コメントの通り、キャラクターの心理描写にはリアリティを持たせつつも、基本的にはハッピーエンドに向かう構成です。
登場キャラクター
- 広木:セックスやりたい盛りの悩める青年。普通の学生を自認しているが、現場労働のバイトで稼ぐなど硬派な一面もある。
- 綾:真面目で明るく、少し天然な性格の娘。周囲に気を遣える優しさを持つ。
- 香純:少し影のある美少女。貧しさに自信を持てない一方、承認欲求は強い。
- 加藤:香純に一途な青年。過去に交際していたが肉体関係はなく、別れたあとも想い続けている。
見どころ・おすすめポイント
- 三角関係を軸にした人間ドラマ:単純な寝取られではなく、3人それぞれの事情と心理が絡み合う群像劇として描かれています。
- 135ページの読み応えとキャラクターの掘り下げ:シリーズ第7弾ということもあり、キャラクター一人ひとりの背景や心情が丁寧に積み上げられています。
- ハッピーエンド基調の安心感:シリアスな展開を経ながらも、作者自身が明言している通り基本的には温かい結末に向かうため、読後感を重視する方にもおすすめです。
こんな人におすすめ
人間ドラマ・心理描写を重視したNTR・寝取られ系が好きな人におすすめです。ライトに読み切りたい方には、シリーズものかつボリュームが多めである点にご注意ください。
由樹さんの感想
僕は「春くらべ7」を読み終えて、しばらく息をつくことしかできなかった。夫婦という当たり前だった距離が、少しずつ歪んでいく過程が丁寧に描かれていて、目を逸らしたいのに逸らせない感覚に襲われた。人妻という立場にある彼女の揺らぎは、単純な欲望としてではなく、日常のすれ違いや寂しさの積み重ねとして描かれていて、僕はその心の隙間にこそ物語のリアリティを感じた。派手な展開よりも、視線や沈黙、ためらいの一瞬に感情が滲む構成で、読後は苦さと切なさが同時に胸に残った。シリーズを重ねてきた分だけ、関係の変化がより静かに、そして重く伝わってくる一冊だった。


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